インドネシア・インターン記

実は2005年にインドネシアでインターンをしていました。

こちらは私がかつて別SNSに2007年に投稿した旅行記からの投稿です…
若かりし頃の物の捉え方として笑っていただけると幸いです



バリの仕事場のAさん話



私のデスクの斜め前に座っているAさんは凄い笑える上司の内の一人。

いつも私の前を横切るときは決まって「YuMa,眠いの?」と聞いてくる。

・・・っつ!確かにデスクワークは眠くなってくるもんです!
でも彼は眠くない時もボーっと夢みたりイメトレしてる時も、ガンガンに仕事やってる時も必ず一声かけてくる。いい上司さんだ。

でも間違って日本語を覚えちゃっているので、

「ユマ、ニャムイ?!」

となる。

最初聞いた時ぁそりゃあ?!と思って「はい?」と聞き返した。

“Sleepy?”

あ、そうか。「眠い」か・・・。

また別の日、偶然私が遅刻して出勤した日は、

「ジャパニーズガール、イツモ レイジー。」

「ニャムイ、ヤクサ(やくざ)イツモ カム レイト ネ~。」

とりあえずある単語を繋げて話してくるのが面白く聞こえる。

あと、日本について話をする際に、本人は日本に何度か来たことがあるのでとても詳しい。

それでも困るのがいつも同じ質問をすること。


日本領事館刊行の日本にまつわる情報誌をAさんと読んでいる時、「漆器っていうのは金沢にあるのが一番有名で。。」と話をしていると。

Aさん「金沢は何処にあるの?」

YuMa「大阪や京都の近くです。」

Aさん「虎ノ門からは遠い?」


日本に帰国してから東京へ行くことについて話をしていた時、「実家からは飛行機で行きます」とYuMaがいうと。

Aさん「飛行機は成田につくの?」

YuMa「いえ。羽田に着きます。そこから地下鉄で都内に出て。帰りは新幹線かな。」

Aさん「新幹線に乗る駅は虎ノ門から近いの?」

そう、いつも虎ノ門の場所からの距離を聞いてくること。

なんだか以前凄い虎ノ門に感動したみたいなのか、虎ノ門というあまり耳にしない名前がいつも会話に出てくるので笑える。

ある日お菓子のスモモの袋をデスクの上に置いたままにして帰宅、翌日行くと透明な袋に入ってたスモモがもう2個しかない。
おかしいな昨日まで2個以上はあったはずなのに。。。。と不思議に思っていると。

“Hi, YuMa. No more plum?” とAさん、スモモをかじりながらオフィスに登場。

え~!勝手に食べたん?!
驚愕の事実。

その後も “You eat too much snacks!” といいながらさりげなく私の机にあるお菓子をつまみ喰いしていく可愛らしいAさんでした。

結局長く暮らしていると、バリの人は、「人のものは皆のもの」として勝手に食べる習性があることに気付いた。

もはや私がオフィスにお菓子を置いたまま帰宅したら翌日にはなくなってても仕方ないやと思う程になりました。トホホ~

カットモデルになる

実は2005年にインドネシアでインターンをしていました。

こちらは私がかつて別SNSに2006年に投稿した旅行記からの投稿です…
若かりし頃の物の捉え方として笑っていただけると幸いです



インドネシアでカットモデル



ひょんなことからクタにあるサロンにてカットモデルをすることに。。。



一応前日にサロンに挨拶に行く

オーナーは若いジャカルタの人

そしてカットを担当してくれるのは同じくジャカルタからきた有名アーティスト!!!!らしい。

どうやら日本人、オーストラリア人、インドネシア人三人のカットモデルを用意して
2006年の新しい髪形を提案!というブロシュアを作るとか。



サロンで一応髪型の説明などを受ける。


伸ばしてた髪を切って、色を染めるよう

本人の了承と肖像権などの書類にサインをした

そのアーティストのソニーさん、直々に髪型を説明してくれた。

「前下がりで、後ろは首くらい、前は鎖骨までの長さ。」とスラスラッと紙に絵を書いてゆく。



ん?



なんか、前髪上の部分が空高くに立ち上がっているけど?



「髪の色は、クロ、アカ、キイロ。2006!ファンキースタイル!」
という。

ふ~んファンキーか・・でも、あの前髪の上部分は・・・??きっとあれは単なる分け目よね、絵で書いているから、絵の上手い下手もあるだろうし。。。と自分に言い聞かせサロンを後にする。


翌日。



サロン内にはスチール機材も完全に用意されててスタジオ完成!

ソニーさんのテキパキした作業により髪が先に染められ、YuMaのセミロングの長さだった髪も短く切られてゆく。
その途中で、



「はーいお疲れ様!」



どうやらひとりのモデルの撮影が終わったようだ!

どんな髪型になってるのかな?と眺めていると、、、



!!


キノコ?!

と疑うくらいボリュームが凄い髪型だ!
特に前髪から上の部分が凄い!



これは・・・これは・・・同じパターンか?!



と怯えずにはいられない。

染め終わった髪を洗い流して、髪を乾かす。

そしてソニーさんが次に取ったものは



日本で少し前に流行ったような、『ケープ』スプレー缶。


はい、彼はYuMaの前髪の上あたりから思い切りそれを噴射し、逆毛をめいっぱい作り、そりゃあ見事なボリュームを生みました。

しかも黒髪にハイライトとして入れたアカ、キイロがきつい金髪メッシュに近く入り込み、



これは、まるで、夜叉???もとい歌舞伎役者。
(歌舞伎に対する完全なるバイアス)



撮影終了後それはもう駿足で「チュチ(髪、洗って)!!!!」と指令。



ソニーさんは残念そうな顔をしてたけど、これでは出歩けない。すまんソニーさん。



だって、バリで歌舞伎役者?

これにはひたすらトホホ!!!もう帰る!というような心境になった。。。。


でもインドネシア人的には流行らしく、歩いてても髪型を誉められるようになった。

そうこれが2006年新スタイルだったのだ

なぜ海外インターンシップ?

大学時代に留学に対して憧れを抱いていた私は
それでも留学に挑戦しないまま4年を過ごし
まさに、大学最終学年の春ごろ
海外インターンという方法を見つけた

留学をする、
海外に住む、
海外で外貨でお金を稼ぐ…

大学でアルバイトをしていたものの
海外で英語と日本語を使って自分が通用するのか、
全く想像がつかなかった


ただ、教員になる前に、
海外のインターンをすると言うことは、
日本の多くの人に世界に視野を向けて欲しいと願う
自分にとって、自分自身が手本になる絶好の機会だと思った


その当時、
実際に就職活動で得た内定、教員採用試験
海外インターン、と何個か
卒業後の行き先があったけれど、

結局海外インターンを選び
頭を打たれたのはとても良い選択だったと思っている


 
なぜなら海外でインターンをするということは、
自身の語学力と持っているもの全てを活用して
お金を稼ぐに値するパフォーマンスをしなければならない、

ということ



英語を学ぶ、ではなくて
英語を使って稼ぐ経験に挑戦してみたかったのだ



実際インターンをした場所はインドネシアだったので
英語よりインドネシア語を学ぶ機会になったけれども



自分のコンフォートゾーンを出て
自分の体験したことのない文化に出会い、
自分の持つ価値観やワークエシックが
少しずつ変わって行くのは面白い経験だったといえる

結局1年予定のインターンは
親族の容態急変により六ヶ月に変更して
日本に帰国したので
完全燃焼と感じるインターンではなかったけれど
今でもインドネシアが好き

道端でインドネシア語が聞こえたらつい喋りかけてしまうし、
また友達に会いに行きたいなと考えています